不動産売買のコツの一つとして把握しておかなければならないのが政策です。不動産市況は政策によって大きな影響を受けるということを知っておく必要はあるでしょう。
その一つが消費税です。消費税増税はすでに決まっていることですから、増税される前に不動産売買をしたいという人は増えるはずです。現在では、不動産市況は買い手市場とも言える状態で、買い手が有利な状態なのですが、消費税増税によって買い手が買い急ぐと言うことは考えられるでしょう。買い手が急ぎはじめれば売り手の有利な状況に転じるとも考えられます。

もう一つ考えておかなければならないのが住宅ローンの金利です。現在は政策によって金利はかなり低く抑えられているのですが、国債価格の暴落などによって金利が上昇する傾向は見え始めています。すでに大手銀行や住宅金融支援機構は住宅ローンの金利を引き上げています。
住宅ローンの金利が上昇傾向にある事から、買い手は高金利になる前に購入しなければならないと考えるのが普通でしょう。ですから、住宅ローンの金利の上昇によって買い手は買い急ぐことが考えられます。売り手としてはこれを利用して高く売ろうと考えるのは当然のことだと考えられます。また、買い手は買い急がないようにしなければなりません。
消費税増税が実際に行われる直前は価格が高くなりやすいと予想されます。ですから、増税が実際に行われて、そして住宅ローンの金利がある程度落ち着けば少し価格が戻ると考えられます。このような状況を把握した上で不動産売買を行っていくことが必要です。
現在のところは消費税の問題と住宅ローンの金利だけが影響しているのですが、住宅ローン減税などにつていも注視しておくことが必要でしょう。また、日本の経済が布教になればなるほど不動産価格は下落するという傾向も把握しておかなければなりません。